突然ですが、あなたは書類やレポートを作ったあと、どのように管理をしていますか?
紙媒体で作られた書類では、ファイルに分けて持ち歩き、電子媒体で作られた書類についてはUSBメモリを使って文書を持ち歩いたりと書類の管理の仕方は簡略化されつつあります。
そんな変化しつつある書類の管理方法について、最近注目されてきている技術があります。
その技術とは…
「クラウド技術」と呼ばれるものです!
ということで今回は、知っておくと便利なクラウド技術について解説していきます。
クラウド技術とは…?

Googleドライブの使い方について解説する前に、そもそもクラウド技術とは、どういう技術なのかについて今回は解説していきます。
クラウド(クラウド・コンピューティング)とは、コンピューターの利用形態のひとつのことを言い、日本語訳で「cloud=雲」という意味合いを指す言葉になります。
システムの内容もその由来から来るだけあって、電脳世界(ここではネット上の世界のことを指す)の「雲」の役割をする技術になっています。
というのも、クラウドとは「雲」と呼ばれるだけあって、無限に広がるネット空間に保存したい引き出しを作り出し、そこにモノを保存していく形になるので、USBメモリなどの限られた範囲でしかモノを入れられない引き出しに比べて限界がありません。
つまり、かばんやUSBメモリのように、入りきるものしか入れられない…と困ることがなくなる技術となるわけですね。
クラウドを使って出来ること

クラウド技術を用いて出来ることはいったい何でしょうか?
クラウド技術を用いて出来ることは以下の通りになります。
- USBメモリなどの保存するのに必要な機械や持ち物がいらなくなる!
- パソコンがあれば、どこからでもデータを保存できる&引き出せる!
え、これだけ…?
と思われた方もいるかもしれませんが、これだけでも十分に大きなことが出来ます。
例えば、USBメモリなどの保存するのに必要な機械や持ち物がいらないというのは、大事なデータを持ち歩かないでいいということでもあるので、頻度高くモノをなくしがちな人や、あまり人の目に留まってほしくないものなどを入れるには最適です。
二点目のパソコンがあれば、データを保存&引き出せるという点で言えば、資料作成を継続的に別の場所でやったり、学生でいえば、レポートを少しでも書き進めるのに、データをコピーしておくなどといった使い方が出来ます。
頼りすぎも良くない…?

かといって、
「じゃあ全部クラウドを利用してデータをやり取りすればいいのでは…?」
というわけではありません。
というのも、これはあくまで電脳世界にデータを保存するというものなので、ネットに繋がっていないパソコンなどからはアクセスすることが出来ません。
また、データをサーバー上に置いておくということは、突然のアクセス障害などで、その保存したデータを使いたいときにアクセスできる保証がないという点です。
つまり、会議で使う資料をサーバー上に置いたのはいいけど、サーバーがダウンして会議前に、そのクラウドを保有しているサイトにアクセスできないといった事態にもなりかねないわけです。
こういったデメリットもあるため、何でもかんでも保存すればいいかというとそうでもないということが分かります。
おわりに…

今回はGoogleドライブの使い方について説明する前に、「クラウド」とはどういうものなのかについて解説しました。
容量の上限が底知れないとはいえ、「ネットに繋がっていないとダメ」、「大容量とはいえ予想できないアクセス量による高負荷でサーバーダウンする恐れ」といったデメリットもあるということでした。
とはいっても、場所を選ばない働き方をするためには、働き方の可能性を伸ばすことにもつながりますので、まだ使ったことがないという方は一度使ってみるのもいいかもしれませんね。
それでは!